井川の味でおもてなし!
写真:左から遠藤弘子さん・栄養士で主婦弁当担当の松下晶子さん・お菓子作りが得意な森竹幸枝さん
井川農林産物加工センター「アルプスの里」とは、JA静岡市井川支店女性部のみなさんが運営するお食事処です。山菜そば、季節の山菜てんぷらそば、とうもろこしプリン、薫り高いヨモギや雑穀を混入してつくるかしわ餅などが人気です。また、エコツーリズムと連携し、そば打ち教室や雑穀餅づくり教室なども行っているそうです。
「昼食は、野菜の天ぷらそばと予約で作らせていただく行楽弁当は大好評ですね。」と遠藤さん。その日に獲れた野菜をふんだんに使ったお食事やお弁当。観光客だけでなく、市街地からお仕事に来ている道路工事の方や宅配業者さんなども立ち寄ってくれるそうです。
「定休日以外は毎日開こう!お客さんがあろうがなかろうががんばろうよ!なんて声をかけながら3年目を迎えています。最初のころは不安でいっぱいだったけど、30人ぐらいの方々が出資をしてくださったりしてね、なんとかここまで来ましたよ。今は、15人ぐらいの主婦たちが当番制でがんばっています。毎年、そんなに収益は上がりませんが、赤字にならずやらせていただいています。オープンテラスの食堂で「アルプスの里が開いていてホント良かったよ!」 とおっしゃって、おいしそうに食べてくださる姿をみると、やっていてよかったなぁと思いますね。やりがいを感じます。」と遠藤さん。
JA女性部のみなさんの中には、お菓子作りの達人や学校給食を担当してきた栄養士さん、東北からお嫁に来た漬物の達人もいて、お弁当からお菓子まで腕を振るっているそうです。「地元で獲れた野菜などを使って、みんなが持っている能力を最大限に出しながら料理しています。最高の食材+めいめいの得意分野ですからね。そりゃ、おいしいですよ。なんたって、愛まで詰まっていますから(笑)」と遠藤さん。
また、地元ばあちゃんとJA女性部とともに、西山平などで100円均一の野菜の無人販売所「おっかちゃんの店」を応援しています。「安くてボリューム満点、しかもおいしい野菜!」ということで、市街地からも、これを目当てに訪れる方がいるほどの人気ぶり。
今日も地元で取れた「栗」を使って作った「茶巾包み」を持ってきて、みんなに食べてもらい、細かく評価を聞く遠藤さん。その研究熱心さは、街で評判の名店となんら変わらない味へのこだわり。田舎のおいしい食材にあぐらをかくのではなく、さらにおいしいものにしてやろう!という熱意が伝わってきます。
アルプスの里は、JAのお母さんたちが気まぐれに作ったお店ではありません。「味で勝負!」の井川の名店なのです。
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