井川は、そのままの姿がすばらしい。
「井川は、いうなれば市街地から離れた小さな日本なんですよ。井川観光協会は、商工会と観光協会が一緒になったような会で、商売も産業、農業、工業も観光もみんな連鎖的に盛り上げていこうってことですね。案外、一致団結できてるんですよ(笑)」と語るのは、井川観光協会会長の森竹史郎さん。
「20年ぐらい前ですかね。これからの時代、ほかの山々のように、南アルプスの山小屋でも食事を提供できるようにしないと、なかなか登山者に来てもらえないということで、井川山岳会から井川観光協会に管理を移管しましてね、食事の提供をするようになったんですよ。その売上も観光協会を維持する財源なんですよ。」と森竹さんは話してくれました。
「神楽は、昔から伝わっている神事だからね。連綿と伝えなければいけないという気持ちなんですよ。」と森竹さん。
森竹さんは、観光協会会長として、「本来の井川の魅力を伝えたい」と考えています。「ポーンと花火を打ちあげるようなイベントじゃなくて、井川のありのままの自然や文化・史跡・食…。そういったものを伝えていきたいと思っているのですよ。そうすれば、おのずと井川を愛するリピーターが増えるのではないでしょうか?」と森竹さんは言います。たしかに井川を訪れると、まずびっくりするのが「山」です。明らかに「山の風情」が違うのです。この山々を「おとこ山」と呼ぶおばあちゃんがいましたが、たしかに井川の山は、勇壮で奥深く、「大自然」といった趣があります。
「今、井川で最も重要なのは、アクセス道路です。やっぱり、くねくね道を登ってくるのは大変です。井川の発展のためになんとか自分も出来る事をしていきたいと思っています。」と森竹さん。
「井川は、気取らなくてもいい。そのままの姿がすばらしい。いつでも訪れることのできる、みんなのふるさとでありたいですね。」
そう締めくくった森竹さんの横顔には、井川に生まれ育った男の気迫がみなぎっていました。
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