キャンプ場で婚活パーティー開催!?
静岡県県民の森は、県政百年を記念して整備された野外レクリエーション施設で、静岡市北部の井川・梅ケ島地区にまたがる尾根沿いの約1,000ヘクタールの地域です。・・の山々とともに、温帯性の美しい森林に覆われ、井川湖・南アルプス・富士山を望むことができ、奥大井県立自然公園に指定されています。キャンプ場などの施設は、富士見峠から約9kmに位置し、豊かな大自然のにあります。
「普段、市街地では見られない動物や植物、昆虫などに触れられるのが、魅力ですね。また、標高が1,500メートルあるので夏場はとても涼しく過ごせます。」というのは、施設の管理を20年間続けている宮崎さん。施設は、ロッジやログハウス、常設テントなどがあり、主に家族連れが利用しているそうです。
「宿泊者を受け入れるだけではなく、年間10回ぐらいのイベントを開催しています。昆虫と触れあったり、森林の魅力や機能(役割)を勉強していただいたり、みなさんに楽しんでいただいています。ちょっと珍しい企画としては、婚活パーティーですね。先日のパーティーでは、このイベントで出会ってご結婚されたカップルがお越しになり、大変盛り上がりました。」と笑みをこぼす宮崎さん。
最近好評だったのは、「きのこ観察会」だそうです。きのこが採取できる山は少なく、当然、私有地に勝手に入って取ることはできません。「きのこ観察会」では、見て学ぶだけでなく、実際に採取し、河村式椎茸研究所さんのご協力のもと、毒性がないか調べてもらった上で食べることができ、毎年多数の参加者で賑わうイベントだそうです。
今の課題は、「県民の森に来ていただいたお客様に、井川本村方面にも寄っていただく工夫をすること」だそうです。「やはり、静岡市街地から訪れる方が一番多いのですが、なかなか井川の本村まで寄ってくださる方は少ないですね。宿泊者にも、もっと井川をアピールしていきたいです。最近よく言われる着地型観光にも力を入れていきたいですね。」と宮崎さん。「着地型観光」とは、観光客の受け入れ先が地元ならではのプログラムを企画し、参加者が現地集合、現地解散する新しい観光の形態。いわゆる旅行会社が企画して参加者を目的地へ連れて行く従来の「発地型観光」と比べて、地域の振興につながると期待されている観光形態です。
宮崎さんは「じっと待つのではなく、インターネットや口コミなどもどんどん使って、着地型観光をもっと促進していきたい」と熱く語ってくれました。
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