イベント情報Event information

　2日目。朝食はカートンドック。コッペパンにソーセージやキャベツなどの食材を詰め、銀紙でくるみ、牛乳パックに入れて火をつけるだけで完成する、手軽なアウトドアクッキングだ。

　食後は、井川自然の家からピクニック広場までのウォークラリーや、ネイチャーフィーリングサーキットを体験。

　ウォークラリーもソーシャルディスタンス。各組間隔を空けてスタートしていく。同行したコースは、トレイルランニングのコースの一部となっている。ウォークラリーの頼りとなるのは、スタッフから渡された道標が書かれた道案内のみ。家族で力を合わせて、指定されたコースを巡っていく。ナビゲーター役は、子供達。地形と道案内を見比べながら、何度も立ちどまりコースを確認していく。なかなか道標が見つからなく、不安になりながらも歩を進めて行く。道標を見つけると一安心。指定された番号と道標があっているか確認しながら進んで行く。

　途中、舗道もあり車の往来もあるため、気を付けながらコースを進んで行く。日差しの強い中、山道を登ったり、整備された林道の中、心地良い風に癒されたりしながら目的地まで1時間余りのコースを完歩した。小学校低学年の子供達も炎天下の中、水分を取りながらコースを楽しんでいた。

　ネイチャーフィーリングサーキットを体験した家族もいた。森の中に設置されている絵本の中に記された指示に従い活動し、自然を感じる体験だ。

　前出のウォークラリーに比べ、傾斜が少ない森の中を歩くため、幼い子どもも参加しやすく、宝探しに行くような感覚で体験できる。スタッフから13ヶ所に設置された絵本の場所が記された地図と、絵本を開くための鍵を渡され、絵本探しに出発。

　井川の自然の中で絵本を探しながら虫取りを楽しんだり、見つけた絵本から自然の事を学んだり、山の中の絵本探しを自由に楽しんでいた。井川自然の家では、コロナ禍でも、自然と触れ合いながら子供達が楽しめるイベントを開催している。

　新型コロナウィルスの感染が広まる中で、参加者や運営体制がどのようになっているか、心配になるところだ。猛暑の中だったが、参加者は、井川自然の家の新型コロナウィルス感染症感染拡大対策に沿ってマスクを着用しながら、テント設営、食事作りなどを体験した。

　また、テント間もソーシャルディスタンス。隣の家族とのテントの間隔を保ちながら、広々としたスペースでキャンプを楽しんでいた。